2011年05月22日

442日系部隊イベント

5月末に自分が役員として関わっているNPO法人ヤングカレッジが主催したイベントが終わりました。
442日系部隊イベント



『442日系部隊 映画セミナー』

年4回静岡市の委託事業として開催しているヤンカレセミナーの今年度事業第1弾を自分が仕切らせていただきました。

マスコミへの取材依頼は、ヤングカレッジ顧問の寒河江先生と清水映画祭の上田代表をしていただき盛況にイベントが盛り上がりました。
今までのヤンカレセミナー事業の中で一番規模が大きかったのと戦争という私自身全く知識がないイベントだけにうまくいくのが不安でした。

今回は、2日間のイベントを行い
5月21日は、すずきじゅんいち監督と榊原るみ夫人を招いて関係者のみのトークイベント
5月22日は、マスコミ試写会・一般招待者向けの上映会・すずきじゅんいし監督と榊原るみ夫人によるトークショー・サイン会と盛りだくさんの内容でした。
一般招待者向けの上映会中は、マスコミの囲み取材も参加させていただきました。
442日系部隊イベント

5月21日のトークイベントは、司会進行を初めて経験させていただきました。
442日系部隊イベント


事前に、想定される参加者からの質問事項を箇条書きしたり、すずきじゅんいち監督と榊原るみ夫人のプロフィールや経歴を見たり、事前に442日系部隊のDVDを観たりと。。。
いろいろ考えたり悩んだりしたんですが、監督夫妻がとっても話し上手だったので私があまりしゃべらなくても良かったのでホッとしました。。

戦争という現実を受け入れることができなかった私自身
このようなイベントに参加できて、もっと知りたいという気持ちになりました。
戦争体験者の人がいたら、積極的に話を聞いてみたいです。

今回の442日系部隊は、実際の442日系部隊に入った戦争体験者のインタビューをもとに描いたドキュメンタリー映画です。
第二次世界大戦時の日系アメリカ人は、人種差別をうけ強制収容所に送られた。
日系人は、日本の祖父や両親に育った教えを受けながら442日系部隊に入隊し、アメリカのために命を投げてまで愛国心と忠誠心を貫いた作品です。

このイベントを開催したきっかけは、寒河江顧問が監督夫妻と30年来の親友であったことと、静岡市清水区三保出身者が仕事がなくアメリカに出稼ぎに行き、その2世3世が442日系部隊に入隊していた繋がりがあったことがきっかけでした。
三保出身の1000人規模の人たちが渡米していた歴史があったことも初めて知りました。

日系人の差別と戦いながら、アメリカ兵隊では成し遂げることができなかったアメリカ軍史上最も多くの勲章を受けた部隊として功績を残されています。同じ日本人として誇りに思いました。

今現在、アメリカの三保村という団体と清水区三保地区の交流もあるそうです。

他の作品と変わっていたところは、戦争体験者でもなくアメリカ人の視点でもない第3者の目線から制作された作品であったこと。あと、442日系部隊に行った人たちの奥さんや子供たちが、一緒にインタビューの席に同席しながら聞いていた部分です。
話しを聞いた家族が、父に対する夫に対する尊敬の念と家族の絆が深まったという感想がありました。

今から15年前から442日系部隊の人たちは、戦争体験の話を語り始めたそうです。
このような現実を後世に残していく貴重な作品になったのではないかと思います。

たくさんの苦労や苦難があったことを謙虚に良かった思い出を語っている。弱音をはかないで常に前進あるのみという姿勢がすごく素晴らしいなと思いました。
戦争と平和を願いながら本当に心に残る作品が観れて、イベントにお手伝いできていい経験ができました。

今回の日系ドキュメンタリー映画のすずきじゅんいち監督の作品は、3部構成になっています。
昨年公開作品『東洋宮武が覗いた時代』が第1弾
442日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍は、第2弾
第3弾もすでに制作中とのことなので、上映されるのが楽しみです。







Posted by UFO at 21:00│Comments(3)
この記事へのコメント
UFOさんこんばんは 442日系部隊という存在をこれまで知りませんでしたし、戦争で大きな役割を果たしたということはなおさら知りませんでした。この方達はアメリカ人ではありますが祖先は日本人であり、この方達にも大和魂があったのですね。
 硫黄島の戦いのときもアメリカ軍は3日で攻略できると考えていたのですが1ヶ月以上日本側は粘ったのでした。
 それはそれだけ当時の日本人が大和魂を持った強い人間の集まりだったからです。
 
 当時の東条首相が日系部隊の方達にアメリカのために戦えとメッセージを送ったことも当時の日本人がどのような教育を受けてきたか伺えます 
 
 戦後占領政策によってこのような日本人は姿を消し、国のためより自分の保身に走るような人が増えました。

 昔このような日本人がいたということを忘れてはならないと思います
Posted by nobu3606 at 2011年06月26日 19:11
nobu3606さんへ

映画上映にも参加していただき、ありがとうございます!!
自分の保身に走る人が増えていますね。

このような現実も忘れないように日本人として生きていきたいです。
Posted by ufo at 2011年07月01日 18:01
ご無沙汰しております。
去る5月、はじめて沖縄に行きました。
目的はひめゆりの塔と普天間基地に行くことの2つでした。
映画や本などを通して、知識としてはあった沖縄戦でしたが、現地でひめゆり部隊であられた方の話を聴き、やはり実際にいかなくては、と改めて感じました。

普天間基地については、報道でしか知らず、やはり目で見て音を耳で聴き、揺れをからだで感じるべく、行きました。活動している人などには会わず、基地周辺を歩いて見ました。


現地に行くことの大切さを最近忘れていた気がしました。


やはり5月、福島の保育園へ行きました。目に見えない放射線の怖さ、こどもたちや保育者、保護者のつらさは尋常ではありませんでした。こちらについては、こども環境学会をはじめ、多くの保育関係者が動き始めています。

感じたら行動。
自分のできる範囲ですが、地道ながらやっていこうと思いました。
Posted by らっしゃーきむら at 2011年07月03日 21:18
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